田んぼの溝(みぞ)掘り。

今日は、たまたま私の仕事が休みでしたので、父と二人で田んぼの溝掘りを手伝っていました。
溝(みぞ)を掘る前。
溝を掘った後。
 
田んぼの溝を、なぜ掘らなければならないのかというと、溝を掘って田んぼの水捌けをよくする事で、木村式自然栽培でいうところの乾土効果(かんどこうか)を実現するためです。
 
乾土効果とは。
水田土壌を湛水前に乾燥させると、栽培期間中に土壌から供給される窒素量が増加します。こうした現象を「乾土効果」といいます。
 
こうした努力によって、土の中の空気の通りを良くする事で、無肥料・無堆肥でも永続的に自然栽培でお米づくりをする事が実現出来るのです♪
当農園ではお米づくりで無農薬を30年過ぎ、自然栽培でお米づくりをはじめてまだ13年目くらいでは有りますが、肥料、堆肥、農薬を使わなくてもちゃんとお米を作れて居ます✨
溝を掘ってたらドジョウが居ました。
説明が長くなりました。
本来なら、昨年の暮れに溝掘りをやれてたら良かったのですが、長雨の合間をぬって遅くまで天日はせ掛け干しの稲刈りと脱穀をしていたため、脱穀を終えた頃には遂に雪が積もってしまい、作業が出来なかったのでようやく今やっているところです。
 
この作業は、鍬一本で掘るのですが、男の人でも根を上げる大変な労働なのです。
 
必死になってなるべく丁寧に作業を進めてましたが、一枚の田んぼの溝を掘り終わる頃には、精魂尽き果て、帰宅した私の動作は老人に慣れ果てていました。
 
田んぼの作業は、腰と頸椎と手を痛めるので、冬の農閑期を終えて再び訪れた痛みにやれやれな心境なのでした。 ともあれ、溝掘りはしんどいです。
 
しかし、ひとめぼれ米を作っていた13年前までは必ず毎年、腰の痛みに筋肉痛がもれなく付いて来てたのが、いつしかササシグレ米を作る様になり、いつの間にか筋肉痛になりにくい体質に変わって居たのです。
 
客観的には、お米の品種を変えただけでそんな事が起こるはずが無いと思われるかもしれませんが、父と二人暮らしで辿り着いた紛れも無い事実なのです。
 
これは憶測でしか無いのですが、
おそらくモチ米が交配された品種のひとめぼれと、モチ米が交配される前の古い品種であるササシグレ米…。
キーワードは、【うるち米】。
モチ米を交配したのか、モチ米を交配して無いかの違いによるものだと思うのです。
 
うるち米は、本来の【うるち米】で良いのです。
モチ米は、お餅を食べるための【モチ米】で良いのだと思うのです。
 
むかし、木村秋則さんは検証する為に、100人の糖尿病の患者さんに、一年間ササニシキを白米で食べてもらったら、全員の血糖値が落ち着いてきたという結果に結びついたと話してくださった事がありました。
 
現代のお米の品種は、新しい品種が発表されても、結局昔本来のうるち米は無くなり、モチが交配された【モチモチ感と甘味】を優先された品種がメジャーになって居ます。
辛うじて、米粉のためのお米として、高アミロース米の品種が作られる様になって来ましたが、マイナーな扱いになっているようです。
 
お餅はたまに食べるから滋養がつくのであって、常食するものではないという事がわかるエピソードだと思います。
たとえお米であっても、モチが交配されただけで、毎日食べ続ける事でそれはモチ米同様の姿になるのだと思います。
 
おかげさまで、ササシグレのおかげで糖化しない状態が維持されたため、田植えシーズンの筋肉痛を全く経験しなくなりました✨
 
必ず毎年、筋肉痛と腰痛を味わいながら必死に田植えをして居た頃が、実際遠いむかしになるとは思いもしませんでした。
今では、現代(終戦後)のコシヒカリやひとめぼれの様な品種が、血液を汚し、生活習慣病の蔓延に結びつくことが分かってしまったので、新しい品種と聞いても呆れて仕舞う有様です。
 
昔本来の【元祖・うるち米】が、健康に結びつく秘訣だと思います。
主食は、むかしの品種のお米が一番大切な役割を果たしてくれる事は紛れもない事実なので、これからも父と二人で東日本のお米の祖先【亀の尾】と、亀の尾の孫であり、ササニシキの産みの親である【ササシグレ】を作り続けて行きたいと思います。
 
改めまして今年も援農を募りますので、どうぞ宜しくお願い致します🤲
我こそは!と思う方は、メッセージお待ちしてます!!
よろしくお願いします✨🥺
 
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